2015年8月3日月曜日

英語学習の近道

Facebookに書くようになってブログをさっぱり更新しなくなってしまったが、英語学習1年を迎えたのでちょっと書いてみる。

英語学習3ヶ月でのワシントンDCプレゼンは、言いたいことをペラペラに話す事ができ成功したといえる。が、質疑応答はさっぱりわからず。また、他の人がやっているワークショップに参加すると、私の方がもうちょっとうまいような気がしたので、次は英語でワークショップをする事を目標に英語学習を続けている。

本格的に英語学習を始めて1年を経過した。いままで30冊を超える書籍を使って英語学習をしてきたが、かなり回り道してきた気もする。今になると以下の5つの教材だけで良かったのではないかと思う。1年間をふりかえって、もっと楽に学習するためには何をしたら良かったのかまとめてみる。





・教材選びのポイント

いまになって思う教材選びで重要なポイントは、「何を」「何に」「どのように」変えるのか明確に書かれており、自分が納得できるモノを選ぶ事。

以下の3つが明確に書かれており、納得できるモノでなければならない。

何を変えるのか:中学高校で6年も英語を学習したのに全く話せない現状の何を変えるのか?

何に変えるのか:英語学習の何にポイントを絞るのか?

どのように変えるのか:瞬時に使えるレベルになるよう、どのように特訓するのか?

この3つに対して、自分にあっているかそれぞれ判断する事が必要。
例えば、「同時通訳者になるためには」といった問題定義は、レベルが高すぎるだろう。自分の問題意識と合致する本でなければ使えない。

「文法がわからないから話せない」といった、自分のレベルにあった問題定義が書かれていても、膨大な解説がのっているだけでは、やる気にならないだろう。何に変えるのか、ポイントがわかりやすく絞れていなければ納得できないだろう。

納得できる解決策がのっていても、トレーニング方法が紹介されていなければ使えない。
英会話では瞬時に理解できるスピードが要求される。ゆっくり文章を読めばわかるといった程度では使えない。瞬時に使えるレベルにまでどのようにトレーニングすればよいのか書かれていないと使えない。

そこで、以下に、この3つがセットで書かれており、かつ、自分が納得できた5つの教材を紹介する。

ちなみに、スタート時点は、高校英語偏差値30点台、20年ぶりの英語学習。私は1年以上かかっているが、もっとレベルの高い人が以下の教材で特訓すれば2ヶ月ぐらいで相当なところにいけるのではないだろうか。


1,英語発音

何を:発音できない英語は話せない、聞けない
何に:DVDで口の動きを理解する
どのように:早口言葉で瞬時に使えるレベルまで特訓

Lの発音、Rの発音 thの発音、これらは学ばないと出来ない。出来ないと聞けない。長文を聞くなど他の英語学習をするときに間違ったまま学習してしまい効率が悪い。
この本では、まず、各音の発音を、口の動きを説明したDVDで学ぶようになっている。

口の動きはインターネットで調べれば無料で説明しているものでこの本でなくてもよいのだが、この本最大の特徴は発音トレーニング方法が書かれている事。

12の英語早口言葉で猛特訓するという方法。
12個なのですぐ暗記できる。覚えたら暇があればなんどもなんども早口言葉を繰り返す特訓をおこなえば、正しい発音に発することができるようになる。

正しい発音を覚えても、瞬時に使えないと意味がない。早口言葉を使って、あごが痛くなるまで特訓すればずいぶんましな発音ができるようになる。



2,文法+英作文(1)




何を:英文法が理解できなければ話せない、聞けない
何に:中学レベルの英文法を瞬時に使えるようにする
どのように:文法別に、日本語文から英語に瞬間変換していく特訓

文法が身についていないと長文読解、リスニングなど他の方法をいくら練習しても身につかない。文法は不要という人もいるが、そのような人は、子供の頃海外に住んでいたなど、かなりの量英語を聞いた経験があるからであって、英語に触れられる時間に限りのある人は文法を身につけた方が早い。せめて中学レベルの英文法は意識せずに使えるレベルまでもっていく必要がある。

ただし重大な問題は学習方法。
沢山ある文法の本を読む事で文法を理解することはできるが、面白くない。苦痛な中頑張って読んでいっても、知っているのと使えるのは別。意識せず使えるレベルにまでトレーニングしなければ使えない。

そこでこちらのアプリがお薦め。
音声で流れてくる日本語文をブランク時間の間に、瞬時に英語に直す特訓。

文章は中学1年生レベルから文法順に並んでいる。瞬時に話せないモノは文法の理解が怪しいという事なので、インターネットなどで徹底的に調べて理解し、繰り返し練習する。これで文法が身につけられる。
音声で練習することで、ヒアリング、スピーキングの練習も同時に出来る。

やっていると、時間内に言えず腹が立つが、だんだんゲーム感覚になってきて楽しめる。

CD付き本もあるが、アプリだとブランク時間を調節したり機能がいくつかあり便利。

この本 中学1年生から3年生レベルの順になっているが、自分の場合中学2年生からやった。1年生からやるとできない自分があまりに情けなくなりつらい。2年生ぐらいからやり初め、3年生、1年生という順にやっていき、全部瞬間で話せるところまで繰り返しやった。


3,英語リズム


何を:ゆっくりな英語でもなぜか聞き取れない。
何に:英語の独特のリズムを身につける
どのように:ボサノバのリズムに合わせて、英語を聞く

いつまで経っても簡単な英文ですら聞き取れない。知っている単語レベルで、ゆっくり話してもらってもわからない。これはなぜか?これに関する本は沢山あるが、「英語独特のリズムが身についていないと聞けない」というのがこの本の主張。
この本についているCDを聞けば著者の主張がすぐ理解できる。以下のような簡単な英文が聞き取れないのにびっくりする。
She's five and half years old.
I have to ask you to leave.

この本の音声CDは、ボサノバの音楽にあわせ、左耳からダ・ダ・ダー・ダといったリズムパターン、右耳からリズムパターンに合った英文が流れてくる。これをリズムを取りながら聞く事でリズム感を養うことができるようになっている。「英語は波乗りのようなもの」と書いてある本があったが、その感覚がわかる。

このCD、なんとなく聞いていても駄目で、リズムを取りながら聴くことが重要。
とはいえ、電車の中で指をとんとんしたりするのは恥ずかしいので、自分の場合、流れてくるダ・ダ・ダー・ダにあわせて、Dの発音、つまり舌を歯の裏に当てる事でリズムをとっていた。これなら、電車でもばれない。

上記で紹介した瞬間英作文は、結構ヘビーな特訓なので、疲れているときはできない。疲れているときは、こちらでリズムの練習をしながら、瞬間英作文と並行させるとあきずに続けられる。

4,文法+英作文(2)



何を:いちいち日本語を介して英語を話すとスピードについて行けない
何に:最小限の日本語で英文を作る練習を大量に行う
どのように:文法別に、英文を少しずつ変化させながら瞬時に話す特訓

上記の瞬間英作文は、同様な考え方の書籍が多数あり、それを3冊ほどやったが、上記瞬間英作文をやったあと、次はこちらの本をやった方がよかったと思う。

瞬間英作文をやっているときどうもDoes, should, have,などの助動詞や過去形3単元のSといった細かいところを間違えてしまう
これらは英文の初めの方に来るが、一瞬考えてしまうと以降何を話しているのか聞き取りができなくなる。話すときも最初でまごつくとスムーズに話せない。
よって、ここを完璧にしておきたいが瞬間英作文では数が少なくて特訓がたりない。

そこでこちらの本。こちらは元の文の主語・時制などを少しずつ変えながら英文を作っていくパターンプラクティス。

例えば
あなたは、何を買ったのですか?
What did you buy?
読んでいるのですか?
What are you reading?
エミリーは
What is Emily reading?
なぜ幸福なのですか
Why is Emily happy?

この方法は短い時間で簡単な英文を数多く練習でき、助動詞や過去形が身につく。
これをやる事で英語の最初のところ「主語・助動詞・動詞」でまごつかなくなった。これはとてつもなく大きな効果がある。ともかく英語を話し始められるのだ。これができると相当うれしい!!



ところで、この本も、最初からやっていない。文法別になっているので、瞬間英作文で苦手だった、関係代名詞とか現在完了から初め、終わりまでやって最初に戻るという順でやっていった。

どんな教材も、前から始めるのではなく、自分がわからないと認識したモノから徹底的にやる方が身につく。自分自身の何を変えないといけないのか分かったところを徹底する方がきちんと覚えられる。


5,1分間英単語



何を:覚えなければならない単語が多すぎ、覚えようとしてもすぐ忘れる
何に:知っている英単語から、瞬時に使えるレベルまで引き上げることを優先した英単語学習
どのように:英語、日本訳の組み合わせをひたすら聞いていく。このとき記憶度合いをレベル分けして、簡単な方から完璧にしていく順で学習する

単語は知らないと駄目だが、数が多く覚えきれない。イメージを思い浮かべるとか、語根から覚えるとか、英文と一緒に覚えるとか方法は色々紹介されているが、わからない単語が多すぎるレベルでやると時間がかかりすぎて続けられない。

そこでこのアプリ。1600単語を英語・日本語訳の順でただただ聞いていくというもの。
ただし、順番が重要。単語の記憶度合いで4つにわけ、2レベル(ちょっと考えるとわかる)をまず徹底して聞きレベル1(瞬時に分かる)に分類できる所までやる。そして3レベル(聞いた事があるが意味がわからない)、4レベル(聞いた事がない)と進めていく。



「分かっている物からまず完璧にする」というコンセプトは英語学習全般に亘って非常に重要。

聞いた事がない4レベルのものについては、意味を覚えようとせず、発音練習のつもりで繰り返し声に出してみる。そして、3レベルになってから意味を覚えようとする。発音と意味を両方一気に覚えようとしてもできないのでここには注意。


このアプリ非常に単純な方法だが、段々とわからない単語が減っていくので嬉しくなり、ゲーム感覚で楽しくやれる。自分の場合1400位までは瞬間に使えるレベルまでもってこれた。
ちなみに、こちらアプリ以外にCD付き本もあるが、分類して聞くという肝心なことができないのでアプリ必須だ。


1600のうち、1400位はただただ繰り返し聞くことで覚えられた。しかし、残り200位はなんど聞いても覚えられない。ここまで来て始めて、語根や暗記法など様々紹介されている方法を使う方が効率的。

まずは、自分が知っている単語を完璧にすることが重要。


・やらなくて良かったモノ

1年間色々やってきたが、今ふりかえり、しぼりこむと以上の5つの教材だけで良かったと思う。
逆に、今までに、やったが、「やらなくて良かったのではないか。」と思っていることをまとめておく。

文法:文法書を2冊初めから終わりまで読んでいった。

文法は英語学習時間を短縮するするために重要。しかし文法書を前から読んでいっても苦痛なだけで、身につかないのでムダ。
瞬間英作文などをやって、わからないと認識した段階で、文法を調べる方が身につく。文法書は手元に常に携帯できないので、ネットで調べる方が実用的。

英会話学校:プライベートレッスン週2回1時間 3ヶ月、グループレッスン 月2回1時間 6ヶ月

英会話学校に通うのは、内容、お金と時間 すべての面で非常に効率が悪い。特に、グループレッスンは、ほとんど意味がなかった。もっと沢山通えば意味があるだろうが、お金と時間の問題でムリ。
プライベートレッスン3ヶ月は英語でのプレゼンを控えていたので、原稿を読み、発音を徹底的に直してもらった。これは非常に意味があったが、そのような場がないのなら、レベルが上がってから通うのがよいだろう。

ライティング:英単語を聞いて書く練習。
ディクテーション:CD等で話される英文を聞きながら書いていく

やると聞き取れていない音がわかり非常に良い練習になる。しかし、英語初心者だと、ほとんどわからないし、タイプミスが多くてやってられない気分になる。そもそも通勤電車で出来ないので環境的に実施不可能。
レベルが上がってからやった方が良い。

リーディング:NHKワールドニュースや海外ドラマなどを聞く

NHKワールドニュース、TOEICアップグレーダー、TEDや、学習用CDなどを使って、色々英語の長文を聞いてみる事をしたが、特になんの成長もしない。ただただ流しているだけでなんの訓練にもならない。なんか少し分かってきた気がするといった気休めにしかならないので時間の無駄。
だいたい聞けるといったレベルになってからやった方が良いだろう。


オーバーラッピング:話される英文を、聞いてから、ポーズして声に出して話してみる
シャドーイング:話される英文を、聞きながら、遅れ気味に声に出して話してみる

聞くだけでないので訓練になる。しかし、文法とかがちゃんとわかっていない段階で、ただ繰り返し声に出してみても特に成長しない。まずは瞬間英作文などで短文を完璧にしてからやらないと有効な訓練にならない。

以上普通やると良いと紹介されることが多い英語学習法について、まとめてみた。これらはやらないでよいと言っているのではない。むしろ、これらは最終的に全部やった方が良いだろうと思っている。
しかし、レベルが上がってからじゃないと有効に活用できない。時間を無駄にしないためには、順番が大事だとつくづく感じる。





実践練習




以上5つの教材で基礎レベルはかなり身につく。逆に言えば、この5つが身についていない(瞬間に出来ない)状態で他の物をやっても時間のロスになる。実際、色々な教材に中途半端に手を出してきたが身につかなかった。まずは、この5冊を完璧にすることが重要だろう。

次にやっていて効果があると思えるのは、カランメソッドを使ったオンライン英会話だ。
英会話学校は色々検討したが、お金と時間の関係でなかなか難しい、そこでオンライン英会話を実施する事にした。


英会話学校に少し通っていたが、月数回では全く量が足りておらず何も身につかない。とはいえ、毎日通う時間もお金もない。
そこでオンライン英会話を検討したが、先生によるばらつきが大きいとの声多数。偶然いい先生に巡り会えるとも思えず、講義方法が標準化されているところがないか探し、カランメソッドに巡り会った。

カランメソッドは、テキストに沿って、文法別に簡単なモノから、通常より速いスピードで2回質問してくる。これにフルセンテンスで回答していく。

Is it a pen? Is it a pen?

No, It isn't a pen. It's a pencil.

といった具合から始まる。
単語、文法の解説があり、だんだんと難しい文になっていく。ディクテーションもある。

初めはスピードに相当戸惑うが、出来ると褒めてくれるので嬉しい。
これで瞬発力が身につく。

毎日出勤前に30分、土日は1時間。1回約400円


まだステージⅢだが、毎日やっていると慣れてくる、だんだんと長い英文も聞けるようになってきた。間違った英語を話す怖さもなくなってきた。

ただし、いきなりカランメソッドから始めていたら良かったかといえば、そうはいえない。
Is it a pen? レベルから始まるが、英語で文法の解説がおこなわれ、それに関する質問に答えるのは、基礎力がないと厳しい。よって上記5つの教材をやってから始めるのがよいと思う。


・最後に
皆時間がない中で学習しなければならないだろうから、捨てるモノを決める事は重要、私のように中学高校英語の基礎ができていないと思う人は、ぜひ参考にして欲しい。
大事な事は、簡単なモノを、瞬間で出来るところまで繰り返し特訓すること。これを続けるためにはゲーム感覚で面白くないと続かない。以上にあげた教材はゲーム感覚で出来たので続けられた。

まだまだやらなければならない事があるが、あと3ヶ月で一気に開花したい。