2013年2月23日土曜日

リーンスタートアップMVPと狩野モデル


「リーンスタートアップ」Eリース著今一大ムーブメントを起こしているような感じですが、この書籍は非常に実務的で面白い。


この書籍に書かれているMVPという言葉が、この考え方を実現するもっとも重要なポイント。MVPとは、minimum viable productの略で、私は、製品の仮説検証に必要最小限のものと理解しています。

製品を完成させるためには莫大な開発コストがかかります。要求が明確で、お金の支払いが確実であれば、すべて開発してもよいのですが、新製品開発のような、売れるかどうかわからないというリスクがある場合、全部完成させるのではなく、売れるかどうか検証できる最低限の機能を作り仮説検証していく。リーンスタートアップにはこの具体的なプロセスが紹介されています。

このリーンスタートアップの考え方は、リーン製品開発の「意思決定を遅らせる」という考え方と対立しているのではないか?昔はやったインキュベーション理論とだいぶ違うのではないか?といった論点がありそうですが、実務的に考えて非常に現実的だと思います。私のように開発資金が少ない小さな会社ではこのやり方をよく考えて実施しなければなりません。

今リーンスタートアップの考えを参考に開発を行っているのですが、現実には要求機能のうちどこまでをMVPとすべきかは非常に悩むところです。

要求機能は分解していますが、その中で限られた開発費の中でどれを実装すべきか結局は私の直観できめている状態です。

直観は大事ですが、直観だけだと合意形成にこまります。
私は一人で事業をしているわけでは内ので様々な人にお願いして合意形成していかなければなりません。どこまで開発するのかこれは重大な意思決定です。私の直観だけでなくある程度の合意形成できる仕組みをもっていないと「しんどい」のが現実です。

そこで今狩野モデルを使ってシステマチックにMVP要求を確認する方法があるのではないかと検討しているところです。

品質工学の狩野博士によると、品質とは「当たり前品質」「一元的品質」「魅力的品質」の3つにわけられるとしています。

・当たり前品質:あって当たり前とうけとめている特性。たとえばホテルでいえば清潔なタオルや熱いお湯。

・一元的品質:この範疇にある特性については、お客様は自分のニーズがうまく満たされないとがっかりし、うまく満たされれば満たされるほど満足度を感じる。(中略)お客様の問い合わせにノロノロと対応すれば、お客様はがっかりするが、速やかに対応すればお客様は喜ぶだろう。その中間であれば、おそらく何の反応も起きない。

・魅力的品質:この範疇にはいる特性は、お客様を良い意味で驚かせる。お客様もやってもらえると思っていなかったニーズ、誰もが期待していなかったニーズを満たすことになる。期待されていなかったので、なくてもしかたがないと思うだけで負の効果はないが、あれば正の効果を持つ。

引用「第4世代の品質経営」ブライアンジョイナー著

この3つの区分方法はアンケート調査法が確立されておりシステマチックに分類することが可能です。

ファイルを保存するとか、セキュリティが確保されているといった「当たり前品質」について仮説検証する必要はないでしょう。しかし「魅力的品質」は私が魅力的だと思っているだけで、多くの人にとっては魅力的ではないかもしれません。これをまず仮説検証しなければなりません。

こう考えると機能を洗い出したら、狩野モデルで分析し、「魅力的品質」となるものをまず検証できるようにすればよいといえるでしょう。

「第一段MVPとは、パワーポイントなどで検証できない自分が魅力的品質と思っている機能」

次の段階で検証すべきは、「ニーズがあるけど買ってくれるのか?」に対する検証です。価格を含めた検証が必要です。
ここにきたら、「もの」が必要です。そのとき「魅力的品質」をまず実装し、買って頂くのであれば「当たり前品質」もある程度実装しておかないといけないでしょう。

ここまでの結論としてわかることはMVPには「一元的品質」は含めなくてよい。と言えるのではないかという事です。何をやるべきかより、何をやらないでよいのかわかっている方が重要です。もしこの仮説が正しければシステマチックに考えなければならない事を減らすことができるでしょう。

この考え方は私の仮説であって、まだ検証できていません。傑作「アジャイルな計画と見積もりづくり」マイクコーン著に書かれている順番と異なっています。
実際にやってみて検証しようと思っています。ご意見ある方はぜひアドバイスください。


ところでリーンスタートアップを一見してよむと、MVPをまず開発すると読めてしまいます。しかしこれはよく考えないと危険です。ものをソフトウェアやハードウェアとして実装しなくても、パワーポイントやエクセルのはりぼてだけで検証できることは多々あるからです。

それに、我々がまず検証すべき事は機能の必要性でも、それによって実現するメリットでもなく、その機能で解決できる「問題の存在」です。

問題の存在は、機能がなくても十分出来ます。お客様の所に行って、「こんな問題ありますか?」と聞けば良いだけです。質問をわかりやすくするために困りごとの状況をかいたパワーポイントのスライドをもっていくだけで検証できるでしょう。
パワーポイントなどでは検証できないと思っているのは思い込みに過ぎず大部分は検証できるでしょう。

このプロセスは「ランニングリーン」アッシュ・マウリャ 著に具体的に書かれています。

上記リンクの書籍はそれぞれ傑作と思える物で別にまとめたいと思っています。

2013年2月22日金曜日

SPIN3,利益の説明




>>ニーズを把握した上で、製品やサービスがどう役立つか、利益を説明せよ」と従来から言われているが、利益を説明する方法は高額商品の場合失敗する。<<
ここに書かれている事はかなり重大な話しです。

従来の営業トレーニングでは、製品の特徴ではなく利益を説明しなければならないと言われていますが、ニールラッカムはこれについて検証する中で、「大型商談の初期段階で、特徴を話す事は逆効果向かわせるといえるが、利益を説明する事も商談を悪い方向に向かわせる」と驚くようなことが書かれています。


ニールラッカムはこれを議論する上で不明確な言葉を定義しています。

特徴を語るとは
>客観的事実として証明できる機能などを語ること<

利点と語るとは
>製品・サービスの特徴がいかに役立つかを示すこと<

利益を語るとは
>製品やサービスが、顧客によって表明された顕在ニーズをいかに満足させるかを語ること<


このように「特徴を語る」「利益を語る」と「利点を語る」を区別して定義しています。

たとえばスマホの場合の例を書くと

<特徴を語る。>
ピンチアウトという機能があります。ピンチアウトとは、タッチスクリーンを2本の指でをつまむように動かし、画面を拡大させる操作のことです」

<利点を語る>
「文字が小さくて見えにくいときに、スムーズに画面サイズを変えることができます」

<利益を語る>
「老眼で小さな文字が見えにくいとのことですが、スムーズに画面サイズを変えて文字を大きくすることができるとうれしいでしょうか?弊社の製品ではそれが可能です。」

まず特徴を語るですが、商談のどこかの場面で言わないといけないのは間違いないのですが、例のようにいきなりピンチアウトとか言われると、買い手は知らない言葉でいらっと来るでしょう。デモをみせてもらっても何のためにこの機能があるのか容易には理解できない可能性があります。いわゆるMrカタログマン営業で失敗します。

次に利点、一般にいわれる「メリットを語る」というのはこの定義で言う「利点を語る」を指していることが多いでしょう。

利点は、事実ではありません。自社製品の機能から引き起こされる利点を示したもそれが本当におこるのか客観的に証明するのには時間を要します。スマホの場合その利点を示されてデモをもとめたら、「画面からはみ出すところがあるので面倒なのではないですか?」と容易に反論されるでしょう。

また利点は一般的によい事を話しているだけであって、商談相手の利益であるかどうかは不明です。スマホの例の場合、老眼ではない普通の人であれば利益にならない可能性があります。
よって利点を語ると商談相手によっては「うちの場合利益にならない」との反論を受けてしまい、有効ではないというのです。

ニールラッカムは、商談のはじめの方にまずお客様のニーズを顕在化させて、それにマッチした「利益」を語らないといけないとしています。
老眼の人にとってピンチアウトは大きな困りごとを解消でき、少々高くても買おうと思わせる魅力を持っています。それを営業するときは、特徴や利点から始めるのではなく、ニーズを顕在化させる質問が必要であるとしています。

この質問のやり方をSPINとよんでいます。
モトローラ・カナダでは利点ではなく利益を語る方法に変えたことで、で売上高が27%増加したとの事です。


2013年2月21日木曜日

計画経済の幻想


20代の頃試験勉強で経済学の書籍を沢山読んで時期があります。経済学と言えば、社会主義(マルクス経済学)vs資本主義(近代経済学)という対立が長くあったそうですが、私の世代(現在41歳)では社会主義が経済学の勉強に出てくることはなく、ケインジアンvsマネタリストが主題でした。

その中で異色の本が「複雑系経済学入門」塩沢由典著です。

この書籍では、社会主義経済の幻想、資本主義経済の幻想がかかれており、それにかわる新しい考え方を提示しています。
いま複雑系という言葉はほとんど聞かれませんが、いまだに自分の中で影響をうけている書籍です。

この書籍によると社会主義の目指した計画経済は、簡単に言うと「計算のムリ」「働きかけのムリ」「情報収集のムリ」があり原理的に成り立たなかったと説明されています。

ふつう経営学の話しは当たり前のように資本主義を前提として考えられていますが、この書籍の視点に立って考えると、多くの経営学の話しは計画経済を目指している社会主義的な物が主流と思えます。
ERP・目標管理・WBS・EVM・テーラーの科学的管理法などなど、これらを計画重視で考えるとみな計画経済の話しと同じになります。コンピューターの発達で計画経済ができるような「コンピュートピアの幻想」をもった事がそれに拍車をかけているのでしょう。

私はCCPMというプロジェクトマネジメントの研修・コンサルティングをやっているのですが、相談に来られる方の中にある計画への幻想をどうやって変えるのかに苦心します。
CCPMでは、目標をODSCの観点で明確にする、目標から逆算で作業を出すバックワードタスクだし、山崩し、合流バッファなど計画方法について様々な事があるので、当然興味は計画のやり方に集中します。
しかし計画をいくらがんばっても目的達成に有効な意義を持たせるのはムリがあります。我々にはタイムマシーンはありませんので計画策定に限界があるのです。
CCPMではそれよりも、計画できない部分をバッファとして明確にしておき、計画からのずれをバッファ傾向グラフでシンプルに確認、対策を迅速に打つことを重視していますし、対策を実行しなければ効果はでません。そもそもいくら一生懸命計画したとしてもバッファサイズを見積もることは不可能なのです。
あるマネージャーが、「おまえらCCPMで計画しているのになぜうまくいかないのだ」と遅れているプロジェクトリーダーを怒るシーンを見たことがありますが、マネージャーが対策をうたなかったら遅れて言っているのであって、こんなこと言っているのであればCCPMをやる意味はないのです。

CCPMは計画強化によってうまくいかせるものではなく、迅速な対策がうてる確認体制を構築する、そのためにルールに基づいたバッファを計画する。これがCCPMです。

ERPや目標管理なども同じで、これを使って計画精度をあげようと考えると失敗します。いい計画をつくればうまくいくと考える社会主義的なパラダイムを持っていると原理的に不可能なので失敗するのです。

総じて言うと、以下のように言えるでしょうか。

「計画(Plan)と実行(Do)だけで、確認(Check)、対策(Act)が用意されていないシステムはムダである」

もとい、CAフィードバックがなければそもそも言葉の定義上システムとはいえない。

今、提案営業管理システムを開発していますが営業計画を立てさせればよくなるといった計画経済的な幻想を抱かせないようなものすることに注意しなければなりません。

この話しは、社会主義どころかもっと深めると、未来は決まっていると考える運命論者か、未来は何も決まっておらず自分で創るものと考える確率論者。そんなパラダイム論争になりそうですが、そんな事言っていても仕事が進まないのでやめておきましょう。。。。

2013年2月18日月曜日

マフィアオファートレーナー誕生

土曜日は、第0回日本版マフィアオファーブートキャンプの最終日。無事11人がGSC認定マフィアオファートレーナーとして誕生しました。(私も含む)

6ヶ月間のヘビーなコース、皆様お疲れ様でした。本コースは、リーンTOCによるソリューション営業革新活動のコンサルタントを育成するコースで、初回はジョナコース受講の独立系コンサルタントの方を中心に実施しました。

私はいままでTOCの導入リーダーを育成するコースの講師として500名以上を教えてきましたが、受講者が皆TOCの導入リーダーになりえた訳ではありません。この事は講師として色々考えるところで、今回のコースではその点をふまえてカリキュラムを構成しました。
カリキュラムのポイントは「知識だけを得ても実践できない」という問題の解決です。いままで演習でカバーする事はやっていましたが、それだけでは駄目な事を考慮しました。

そこで今回のコースでは、「コンサルティングテキストやツールにそって、自分が売っている物を対象にして、実際にマフィアオファーをやってみる。」という形にしました。こうすれば自ら現場で実践し、悩みながら知識を身につける事ができます。またこれで売れたら即研修費用を回収することもできます。

コースは6ヶ月間実施しました。毎回マフィアオファーでの営業結果を「案件管理A3シート」で報告するところから始まります。無事受注できたとの報告があると私もうれしいです。

人に教えるためには「わかっている」必要があります。

「わかるとは、経験したケースに基づいて、経験していないケースについて予測できる事 (仮説検証を通じ演繹的推論ができる状態)<ブレークスルーのために―研究組織進化論 市川淳信著


全てがわかる悟りの境地にたどりつくことはできないでしょう。
しかし今回自分自身で実施して悩んだことは誰しもが悩むことであり、これをわかっていることはとても重大です。
今回の経験をふまえ真摯にコンサルティングするれば優秀なお客様が自ら答えをみつけて教えてくれるでしょう。是非がんばりましょう。


次回マフィアオファートレーナー育成コースは7月開講予定です。

2013年2月16日土曜日

ソリューションセリング



先日ニールラッカムが「営業での質問のやり方は、オープンとクローズドを使い分けでも特段有意な違いはみられない」と言っていることを紹介しましたが、今日はオープンとクローズドを使い分けることが鍵としている「ソリューションセリング」マイケル・ボスワーズ著をご紹介します。
こちらもその筋では有名な本です。



買い手には3つのレベルのニーズがある
レベル1:隠れているペイン
レベル2:ペイン
レベル3:ソリューションのビジョン

・電話台帳で隠れているペインを引き出す
・参照事例で隠れているペインをペインにかえる
・ナインブロック構築ビジョンでペインをビジョンに変える、

と書かれているのですが、なんのこっちゃさっぱりわかりません。
とても良い本だと思うのですが翻訳が悪いのか、元の文章がわるいのか、とにかく読みづらい本です。

ようするに潜在的なニーズを電話で引き出し、事例でニーズをふくらませ、「ナインブロック構築ビジョン」という方法を使って買い手をその気にさせるという事が重要な論点。その他、営業計画などマネジメントの方法、様々な営業場面での注意点が書かれています。
営業マネジメントは??ですが、「ナインブロック構築ビジョン」と「様々な営業場面での注意点」は実務的で参考になります。

「ナインブロック構築ビジョン」とは、営業するときの話す順番です。
添付のとおり、オープンとクローズド質問を順に展開していきお客様が買って頂いたときのメリット(ビジョン)を理解してもらうよう進めていきます。

商談で1から9まで順に質問していくという営業話法が紹介されています。注目点は5、ここで他の関係者への影響をきいているのですが、この時に決裁者がだれか聞き出します。

法人営業では、営業マンが出席していない顧客面談の合間に、購入の検討に関する重要な議論が行われます。

決裁者や関係者が誰で、どのような人か把握して、それに応じた話をしていかなければなりません。
そこで5の質問で決裁者を聞き出し、7から示す解決策では、面会者だけでなく、他の人を巻き込むような営業トークをしていくという点が特徴的な方法です。

オープン・コントロール・確認と縦軸にありますが、これは質問の種類です。
オープンとは、「はい」「いいえ」または「数値」で答えることができない質問です。買い手は自由に答えることができます。
コントロールとは、その逆、買い手は売り手の質問に沿った答えしか出来ません。
確認とは、質問への回答を要約して確認する質問、これをおこなう事により買い手に「わかってくれた」と思ってもらう事ができます。

質問のエチケットとして書いています。いきなりコントロール質問をするのは失礼にあたるという事です。

たとえば私は開発の納期遅れを防ぐコンサルティングとソフトウェアを営業しますが、初めてのお客様に
「開発の納期遅れでお困りではありませんか?」とコントロール質問をしたら失礼です。
「なんでおまえにうちが遅れているのか答えないといけないのだ!!」と叩き出されるでしょう。
よって
「開発のスケジュール管理はどのように行っていますか」といったオープン質問をしてから核心に迫っていく順番が必要です。

このようにオープン・コントロール質問を使い分けるのは常識的だと思え、営業以外の場面でも知っておく方がよい方法です。

しかし、研修でこれを説明すると、どうもピンと来ないのか、いい雰囲気になりません。当たり前すぎるからか?
ロールプレイングで営業の練習とするとき、ここまで厳密にやってもらうと窮屈でしょうがありません。
親切ではあるのですが、どこまで厳密にやるのか迷うところです。

2013年2月11日月曜日

改めて自己紹介


すこしコンテンツがたまってきたのでfacebookで様々な人をご招待をさせて頂きました。20年前のつながりの方々、10年前の方々、最近の方々に送ったのですが、古くからの方はさっぱり何を書いているのかわからないかと思うので改めて自己紹介を。

添付はTOC推進協議会で発表したとき使った自己紹介のスライド、横軸が年代で、縦軸は体重・・・20K以上太ってしまいました。
添付の通り、前職では中小企業診断士の事務所で中小建設業者向けに財務分析をする仕事をしていましたが、TOC(制約条件の理論)とよばれる経営理論に出会い、WEBサイトを運営していたところ現職ゴール・システム・コンサルティング入社、現在取締役・チーフコンサルタント。

ファシリテーション・プロジェクトマネジメントが専門分野として、研修講師や、PMIなどでの講演、プリンター・カメラ・顕微鏡などの製品開発、情報システムの開発といった分野のプロジェクト運営支援・新たな開発標準づくりの支援を担当。TOC/CCPM標準ハンドブック執筆。
本に関連してPodcastに出演させて頂いたときに録音してもらった音声ファイルはこちら。(10分)

現在は「早く開発しても売れないと意味がない」という事をつくづく感じ、提案営業(セールス・マーケティング分野)の支援に幅を広げ、リーンカンファレンス2013「TOCによるヒット商品開発」講演、現在提案営業マネジメントに関するソフトウェア開発にも取り組んでいます。

facebookはほとんど使っていませんでした。というのも昔ミクシーをやっていたらいつの間にか使われなくなり、facebookもいつかそうなるなら面倒,google+に皆が移るかもしれないし・・・と
最近googleブログから各所に発信する方法を知り、ブログからfacebook個人ページとBufferManagementというfocebookページ、google+に飛ばすようにして使っています。
よってソーシャルサイトが嫌いな方はgoogleブログからどうぞ。

ところでRSS Graffitiというもので飛ばしているのですが、ブログにつけたタグで飛ばし方を変える方法わかる方いませんか?
facebook個人ページはblogタグ
focebookページはBufferManagementタグ
で飛ばして、個人と仕事を切り分けた方が読む方にとってはよいと思われるのですが、そんな事が可能との記事もあるのですが??です。

では

2013年2月9日土曜日

SPIN<質問の仕方>



ニールラッカム著SPIN式営業術から

をご紹介しました。続いて質問の仕方について

2,ニーズの調査(質問の仕方)

「お客様と話すときニーズを調査するため、オープン質問とクローズ質問をつかえ」と従来からトレーニングされてきたが、これも有効といえないと書かれています。

>質問は、あらゆる言語活動の中で最も説得力がある。(中略)質問と成功との間には、統計的にもはっきりした相関関係があり、質問をすればするほど、成功に結びつくことが多い<

このように書いているとおり、ニールラッカムは質問の重要性を認めています。
しかし従来トレーニングされるクローズド・クエッション、オープン・クエッションの組み合わせについては有効とはいえないとしています。

クローズド・クエッションとは、「YESですか?NOですか?」と答えを限定的にさせる質問、オープン・クエッションとは「AAについてどう思われますか?」と答えが自由に出来る質問形式です。
従来のトレーニングでは、この2種類をうまく活用する事、特にオープン・クエッションを活用する事が成功のポイントと教えられます。
しかしニールラッカムの調査によると、この2つの質問の組み合わせ方と成約には相関関係があることを証明できなかったと書いています。

また
>「顧客に影響の与えられる質問をしない限り、オープン・クエッションであれクローズドクエッションであれ役に立ちません<

と書いています。オープン・クエッションをすると、自社製品が解決できない問題を話す時間が長くなり、結果御用聞き営業になってしまうという事です。

以上から営業のゲンバでは、質問をすべきであるが、質問のやり方を工夫しなければならない、その工夫はオープン・クローズドといったものではない。と結論しています。

2013年2月8日金曜日

SPIN<従来型営業方法の問題>

昨年行ったTOCのセールス&マーケティングコンサルティングプログラム大改訂にあたり沢山の書籍を読みました。

セールス関係は、ものすごく沢山の本があるのですが、ほとんどが真似できそうにない自慢話系の本です。
色々読みましたがセールス関係では「SPIN営業術」「戦略販売」「ソリューションセリング」の3冊が参考になりました。この3冊は「アントレプレナーの教科書」の巻末にあるブックガイドのセールス関係にも書かれており重要な本といえるでしょう。

先日SPIN式販売戦略の一部をご紹介しましたが、本日から順番にご紹介していきます。
SPIN式販売戦略には従来型の営業トレーニングの問題が書かれています。

著者のニールラッカムは、従来からいわれる営業の重要ポイントはの5つの分野があるが、「高額商品の場合5つの分野のテクニックは有効といえない」と結論づけています。

「まず訪問したらお客様の個人的関心を引き出し仲良くなれ」という事だが、この方法は有効とは言えない。

2,ニーズの調査
「お客様と話すときニーズを調査するため、オープン質問とクローズ質問をつかえ」と従来からトレーニングされてきたが、これも有効ではない

3,利益の説明
「ニーズを把握した上で、製品やサービスがどう役立つか、利益を説明せよ」と従来から言われているが、高額商品の場合失敗する事が多い

4,反論処理
「顧客の反論を上手にさばくことこそ商談成立の決め手」と教えられるが高額商品では不調に終わることがほとんどである。

5,クロージング手法
購入を迫るためのクロージング手法が重要でありトレーニングされるが高額商品では通用しない。

書籍では、これらについて根拠データを交えながら問題点を明らかにし、解決策としてSPIN式販売戦略とよぶやり方を説明しています。先日オープニングについてご紹介しましたが、他の4つの場面についても順次補足紹介していきます。

巻末の付録では「SPINモデルを検証する」として自ら本当に良い手法が証明するための取り組みまで書かれています。


カールホッパー:科学によって何かを証明するためには、常に反証し続け、その反証が失敗であるかを示すしかない<

この考えに基づき苦労しながら様々な検証をおこないデータを掲載しています。

>>学問的な検証を繰り返すことで、販売にどう役立つか計画し、実践的とはどういう事かをしっかり理解することができたのである。セールストレーニング業界の方々に、もっとこうしたアプローチに関心をもっていただきたい。本書が効果的な販売についての研究のきっかけになることを心から願っている<<

最後の台詞。かっこよすぎ!!真摯な態度で挑んでおり好きです。

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術/ニール・ラッカム (著

2013年2月6日水曜日

リーンカンファレンスのフィードバック


本日は香川県に出張中。うどんがうまい!!

先日開催したリーンカンファレンスについて、色々フィードバックをもらっているのでこれに関連することを書いておきます。

リーンカンファレンスは私自身の講演は「営業の現場から開発へ素早く仮説検証」という考え方を発信したかったわけですが、カンファレンスの企画者としては「リーンって一体なに?」という事を共有する事が個人的な最大の目的でした。

色々なものにリーンという言葉がついています。

リーン生産方式(書籍:リーン生産方式が、世界の自動車産業をこう変える。)
リーンシンキング
リーンソフトウェア開発
リーン製品開発:(書籍Lean Product and Process Development)
TLS(TOC+リーン+6シグマ活動) (書籍ベロシティ)
リーンスタートアップ ランニングリーン

それぞれの書籍は面白く非常に参考になります。しかしなぜリーンという言葉を使っているのか私にはよく分かりません。

リーンとはトヨタ生産方式をさし、それが様々なものに発展したと説明されます。

しかし日本で多数出版されているトヨタ生産方式の書籍、たとえば欧米で広く読まれているトヨタ プロダクションシステムと上記の本との関係性はわからないものが多数ありますし、日本で売れているトヨタ生産方式関連本とは真逆のようなイメージすらあります。
書籍はもとより、現場は正反対のイメージすらあります。
たとえば最も有名なトヨタ生産方式のコンサルティングでは、
先生がきたら全員起立でお出迎え、テンツキから始まり、先生が来たらいきなりぼろかすに怒られて涙涙で改善案を考えて即実践。涙涙はたとえ話ではなくほんとうに泣いている人がいる。
そんなのが有名なやり方です。。。

もし自分の会社でこれが始まったら、すぐ会社やめます。
まさか私がしらないだけでリーンアジャイルの導入でもこのような事が行われるのでしょうか。
そもそもトヨタではそんな事をしていないという話しもあったりして意味不明です。、

とかとか考えると「リーンって何だろうか?」これが私の最大疑問になってき、それを共有したいという思いがあり色々な方とカンファレンスを企画しました。


現場ではそんな事気にせずつかえる物を活用すればよいのでしょうが、「リーンって何だろうか?」を追求すると何か重大な事がわかるような気がしています。

実際「リーンって何だろうか?」というフィードバックを頂いているので一定の成果はあったと思っています。